AX
カラスウリ
- 2007/07/24(Tue) -
勝手口の外の、湿った石垣を通過したひんやりとした風が、肌に心地よい。
さやさやと室内の繁った葉っぱも揺れる。やあ、これはいい心もちだ、と、うとうとしていると、俄かに辺りが明るくなった。
ふと見上げると、天井から一面雨のように、真白く細き絹の糸のようなものが降りてくる。
それぞれが白銀の糸のごとく輝き、荘厳なこと、この上もない。
私の寝ている辺りにまで降りてきたので、そっと掴んでみると存外丈夫そうであった。
そのまま昇ってみる。さやさやと白い光の林だ。



ぼうっとしていると、天井の方にくしゃくしゃのレェスのような白い固まりがあちこちしているのが見えた。
起き上がってよくよく子細に見ると、どうもこの植物の花のようである。
白い花弁の周りに、まるでそれの吐息のような白い糸が絡んでいる。
夢の続きを見ているようである。それともこれが夢なのか。

                                      梨木香歩著 「家守綺譚」より
真っ赤だな 真っ赤だな からすうりって真っ赤だな♪

これが歌にうたわれたカラスウリの花だってことが、信じられないくらい妖艶な雰囲気を漂わせていました。

20070724010458.jpg

20070724010527.jpg

夏の夜に咲く、この花にずっと会いたいと思っていました。
が、夜にしか咲かず、陽が高くなると閉じてしまう花を見つけるのはとても難しい。
秋になったら赤い実をさがして、そして来年その場所で・・・と、思っていたのです。

ところが、以前エントリーした「ヒツジグサ」で、
情報提供をお願いしたことを漫画家の‘あべゆみこ’さんが覚えていてくださって、
昨晩 「みっけ」 というメッセージをくださったのです。
早速お邪魔して撮らせていただきました。

ゆみこさん、遅い時間にありがとうございました。


次は‘ツリガネニンジン’と‘南蛮ギセル’探しです。
カメラ片手にススキの根元にしゃがみこんでいる女性を見かけたら、声をかけてください。
それはきっと私です^^

‘南蛮ギセル’の在り処をご存知の方がいらっしゃいましたら、こっそり教えてくださいませ。

この記事のURL | 名称未設定_0 | ▲ top
| メイン |